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【10秒で知る】「インスタントジョンション」のじゃいさん、競馬の高額配当で数千万円の追徴課税

 

お笑い芸人さんが競馬の税金で破産したという話がありましたが、どういうことなのでしょうか?

 

お笑いトリオ「インスタントジョンソン」のじゃいさんが、競馬の高額配当で数千万円の追徴課税を受けたことを明らかにしました。また、この件に関して国税に対して不服申し立てを行ったとのことです。

 

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「競馬の税金」についてさらに知りたい方は、以下をご参照ください。

 

 

 

 

一時所得と雑所得

 一定額以上の所得(収入)を得た場合は、国に対して所得税を納める必要があります。所得については、収入に対してかかった経費を差し引いた金額になります。また、所得の額が多いほど納める税金は高くなります。つまり、高い収入を得てもそれに費やした費用が大きれば、所得は少なくなり、所得税の額も小さくなります。

 今回のじゃいさんの件は、競馬で馬券を購入した際の「ハズレ馬券」が経費になるのかならないのかが焦点となっています。

 

 競馬などのギャンブルで得た所得は、通常「一時所得」に分類され、当たり馬券の購入費用のみが経費として認められます。ハズレ馬券は経費にはなりません。

 ただし、過去にコンピュータのソフトウェアを使用して大量に馬券を購入した方で、一時所得ではなく「雑所得」と分類されたケースがあります。大量の馬券購入が営利を目的とした継続的行為とみなされ、ハズレ馬券が経費として認められたのです。(この方は、年間で数億円に上るの馬券を購入していたそうです。)

 

競馬の馬券の払戻金に係る課税について|国税庁

 

 

 

 

競馬ファンのための不服申し立て

 じゃいさんの場合、過去に6400万円の高額払い戻しを受けるなどして高額な配当金を得ていましたが、その分馬券の購入金額も大きかったため、ハズレ馬券を経費として申告したそうです。ところが、税務署から前述の理由によりハズレ馬券が経費として認められず、高額の追徴課税を受けることになりました。

 こうなると、競馬で高額配当を受けても、後々多額の所得税を納めなければならず、かえって損をしてしまうことになります。高額配当を夢見て馬券を購入する競馬ファンにとっては深刻な問題であり、じゃいさんは競馬ファンのために不服申し立てを起こしたそうです。

 

 

 

 

ネット馬券購入と所得の申告

 じゃいさんの不服申し立てが通る見込みはかなり低いそうです。競馬の配当に対する税金の妥当性について議論すると、そもそも公営ギャンブルの在り方について話が及びますので、本稿では割愛します。

 

 近年、インターネットを通じて馬券を購入するケースが増えています。この場合、誰が、いつ、いくら馬券を購入していくら当たったのかを特定することが可能になります。競馬での配当金をきちんと申告しないと、税務署に指摘されることになります。

 一方、従来通り競馬場や馬券売り場で直接馬券を購入する場合は、身分が特定されることはありません。したがって、競馬の配当金を申告することなく、所得税の支払いを逃れている方もたくさんいると考えられます。

 じゃいさんは、何とかお金を工面して、税務署に指摘された通り追徴課税を納めたそうです。現行のルールを守った上で、改善すべき点を申し立てる姿勢は立派だと思います。税金逃れを画策されている方は、じゃいさんの姿勢を見習ってほしいと思います。また、じゃいさんの行動により、競馬界が少しでも良い方向に向かっていくことを期待したいです。