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【本当に点が取れなかった…】中日ドラゴンズ2002年総括【最下位】

 

 

 村上宗隆選手の偉業で興奮が冷めやらぬ中、私が応援する中日ドラゴンズの2022年シーズンはひっそりと幕を閉じました。立浪和義新監督を迎え新たなシーズンに挑んだドラゴンズでしたが、結果は6年ぶりの最下位と散々なものでした。

 来年こそは長年の雪辱を晴らすシーズンにしてもらいたいという期待を込めて、今シーズンのドラゴンズを振り返っていきます。

 

 

セ・リーグ順位表>

順位 チーム名
1 ヤクルト 80 59 4 優勝
2 DeNA 73 68 2 8.0
2 阪神 68 71 4 4.0
4 巨人 68 72 3 0.5
5 広島 66 74 3 2.0
6 中日 66 75 2 0.5

 

 

ポイント①:圧倒的な得点力不足

 ドラゴンズ低迷の最大の要因は、圧倒的な得点力不足です。総得点414は12球団ワーストで、セ・リーグ覇者のヤクルト(総得点619)とは200点以上離れています。チーム本塁打数はわずか62本で、ヤクルトの174本と比べておよそ3分の1、村上宗隆選手個人の56本と大差ありません。完封負けの回数は球団ワーストの26回を記録し、投手陣の好投が報われない試合も数多くありました。

 一方で、チーム防御率3.28、総失点495は、いずれもリーグ2位の数字でヤクルトを上回っていました。とりわけ救援陣の活躍は目覚ましく、リーグ最多の39セーブを挙げたR.マルティネス投手、45HPで最優秀中継ぎに輝いたロドリゲス投手はとくに安定感が抜群でした。また、清水達也投手祖父江大輔投手島健人投手も50試合前後に登板するなど頑張りました。

選手 登板 H S 防御率
R.マルティネス 56 4 3 5 39 0.97
ロドリゲス 56 6 2 39 0 1.15
清水達也 54 3 3 32 1 3.04
祖父江大輔 46 4 3 17 1 3.80
島健 50 2 1 10 0 2.13

 

 

 

ポイント②:首脳陣の技量

 立浪新監督を筆頭とした首脳陣の技量が問われる事件も多々ありました。

 まず、5月下旬、一軍打撃コーチを務めていた中村紀洋氏が、二軍打撃コーチの波留敏夫氏と配置転換され、物議を醸しました。現役時代にパワフルな打撃で魅了した中村コーチの指導によりチームの長打力向上が期待されていただけに残念な人事異動でした。その後、波留コーチの叱責シーンがネット上で拡散し、後味の悪さも残りました。

 また、根尾昴選手の投手転向も話題となりました。打撃力に伸び悩む根尾選手に対し、投手力に活路を見出すという点については間違っていないと思います。ただ、今シーズン開幕前は「外野一本」と宣言していたにもかかわらず、シーズンに入って京田陽太選手が不調に陥ると、根尾選手を二軍に降格させて遊撃手の練習を始めました。その後、新型コロナウイルス感染により一軍の外野手が手薄になると、再び根尾選手を一軍に呼び外野手として起用。さらにバッティングの結果が出ないからと投手転向を勧め、しっかりとした練習を積まずに一軍で敗戦処理投手として登板させるという首脳陣の起用方法には疑問が残ります。投手にしろ野手にしろ、きちんとしたプランニングの元で育成を続けていれば、今ごろ根尾選手は…と考えずにはいられません。

 さらに、シーズン終盤においては、立浪監督が試合中の選手交代を球審に伝え忘れるという失態を続けて起こす始末。1度ならいざ知らず2度も起こしているようでは、弁解の余地はありません。監督としての技量を疑われます。

 

 

 

 

ポイント③:DeNAにめっぽう弱い

 今シーズンのドラゴンズはDeNAにめっぽう弱く、DeNA戦の成績は6勝18敗1分の借金12でした。最終成績が66勝75敗2分の借金9なので、チームの全借金をほぼDeNAによって背負わされた形です。

 元々ドラゴンズはビジターでの屋外球場の試合が苦手で、とくに神宮球場(ヤクルト)や横浜スタジアムDeNA)では勝てない印象がありました。それが今シーズンの対DeNA戦に限っては、横浜スタジアムでの試合が3勝8敗1分、バンテリンドームでの試合が3勝10敗と、得意のバンテリンドームでもことごとく敗れました。

 対DeNA戦では完封負けを7度喫し、そのうち5度はバンテリンドームでのホームゲーム。観戦に訪れた地元ファンの期待を裏切り続けた結果となりました。

 

 

 

 

ポイント④:期待外れに終わった主力選手が誤算

 これまでに実績のある主力選手が期待外れに終わったのも今年のドラゴンズの特徴です。

 

 打撃面で及第点なのは大島洋平選手ビシエド選手阿部寿樹選手ぐらいでした。

 大島選手は最後まで首位打者争いを演じたのは素晴らしかったですが、4月下旬のケガでおよそ1カ月ほど戦列を離れたのが残念でした。

 ビシエド選手は、最終的な打率や安打数は良かったのですが、シーズンを通して好不調の波が激しく、4番を外れることもありました。14本塁打、63打点はチームの主砲としては寂しい数字です。

 阿部選手は初めて4番でスタメン起用されるなどクリーンナップを任されるケースが増えましたが、やはり他のチームのクリーンナップと比べると迫力に欠けました。

 その他の選手は本当に残念な結果でした。捕手の木下選手はともかく、A.マルティネス選手、高橋周平選手、京田選手は完全に期待外れに終わりました。

選手 試合 安打 本塁打 打点 盗塁 打率
大島洋平 109 137 1 20 11 .314
ビシエド 129 142 14 63 1 .294
阿部寿樹 133 131 9 57 3 .270
木下拓哉 120 103 6 48 2 .246
A.マルティネス 82 70 8 24 1 .276
高橋周平 78 66 2 21 1 .249
京田陽太 43 22 3 8 1 .172

 

 投手陣については、打撃陣に比べるとかなり健闘したと言えます。とくに救援投手については、上記したように好成績を残した選手がたくさんいました。

 先発投手で言うと、初の二桁勝利を挙げた小笠原慎之介投手や、惜しくも完全試合を逃した大野雄大投手はよく頑張ったと思いますが、昨年最優秀防御率最多奪三振の二冠を獲得した柳裕也投手が大誤算でした。シーズン序盤から打ち込まれるケースが目立ち、防御率は1.5点近く悪化。昨年の安定した投球は最後まで見られませんでした。

選手 登板 H S 防御率
小笠原慎之介 22 10 8 0 0 2.76
大野雄大 23 8 8 0 0 2.46
柳裕也 25 9 11 0 0 3.64
松葉貴大 19 6 7 0 0 3.33
勝野昌慶 8 0 4 0 0 4.53

 

 

 

 

ポイント⑤:若手の台頭に一筋の光

 苦しいシーズンとなったドラゴンズですが、そんな中でも若手の台頭があったことが一筋の光となりました。

 筆頭は何といっても林勇希選手です。高卒入団3年目にして外野手のレギュラーに定着、161安打を放って見事に最多安打のタイトルを獲得しました。打撃だけでなく守備や走塁でも華麗なプレイを何度も披露し、ファンを沸かせてくれました。

 次点はプロ初勝利を含む6勝を挙げた高橋宏斗投手です。最速158キロの伸びのある速球が武器で、リーグ3位の134奪三振も記録しました。来年は間違いなくローテーションの中心に入ってくると思います。

 その他、京田選手に代わって遊撃のレギュラーに定着した土田龍空選手(高卒2年目)、ルーキーながら4本塁打を放った鵜飼航丞選手(大卒1年目)、地元愛知の期待を背負う石川昴弥選手(高卒3年目)、プロ初勝利を挙げた上田洸太朗投手(高卒2年目)、投手に転向した根尾昴投手(高卒4年目)なども、来年以降の更なる飛躍を感じさせてくれました。

選手 試合 安打 本塁打 打点 盗塁 打率
林勇 142 161 0 32 24 .291
土田龍空 62 52 0 12 3 .248
鵜飼航丞 59 37 4 16 1 .206
石川昴弥 37 29 5 19 0 .225

 

選手 登板 H S 防御率
高橋宏斗 19 6 7 0 0 2.47
上田洸太朗 8 1 5 0 0 2.83
根尾昴 25 0 0 1 0 3.41

 

 

 

 

ポイント⑥:このオフこそは積極的な補強を!

 来シーズンに楽しみな選手はたくさんいますが、やはり現有戦力の底上げだけで結果を出すことは難しいと思います。近年、戦力補強に非常に消極的なイメージのあるドラゴンズですが、このオフこそは積極的な補強をお願いしたいと思います。

 今最も必要なのは、長打を打てる野手です。ポジションは左翼手が空いていて、左バッターだとなおよいでしょう。三塁手で高橋周平選手や石川昴弥選手と競わせることも必要かと思います。また、福留選手や平田選手が退団したので、チームの精神的支えとなる経験豊富なベテラン選手も加わるとよいかもしれません。

 ここ10年ほど、本当に不甲斐ない成績が続いているドラゴンズですが、来年こそはファンを熱くさせるようなプレーをたくさん見せてもらいたいです。